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電源用語集舞台スタッフに役立つ用語集-STAGE ARCHIVES

アース (earth)

地球、大地のこと。電気関係では地球を基準電位とみなし、電気回路の基準電位部を大地に接続して地表の電位と等しくすることを、アースをとるという。接地ともいい、大地の意味であるgroundを略してGND、Gと表示することがある。

音響機器ではアンプのシャーシ(筐体)を大地とみなしている。アースが不完全だとハムが発生することもあり、その場合はアンプのシャーシを大地に接続すると良い。

音響システムのハム雑音の大半は、アース処理の不適切が原因である。各機器はアースにたいして同電位であることが望ましく、おおものとのアースポイントから各機器へ別個にアース線を配線することが原則である。
また、ひとつの系統の中で2箇所以上にアースが結線されると、アースのループが形成され、アースポイントの相互に電位差が発生してシールドに電流が流れ、ハムの原因になる。アースは一つの系統で1箇所にする。(1点アースの原則

インダクションノイズ (induction noise)

電気(磁気)誘導雑音のこと。モーターやAC電源、SCR調光器などからの磁気誘導によって生じる雑音。

サーキットブレーカー (circuit breaker)

機器が異常動作を起こした場合、速やかに回路を遮断して機器を保護する機能。一般にバイメタル、電磁式、トランジスタ式などが使用され、自動復帰作用をもつものもある。

サージ電流 (surge current)

サージとは「殺到する」という意味。電源を入れた直後、コンデンサーやモーターなどに一時的に流れ込む過大電流をいう。たとえば、コンデンサー入力型の整流回路では、電源を入れた直後はまだコンデンサーが充電されていないため、過大電流が流れる。

バイアス電流 (bias current)

テープレコーダーは、テープに塗ってある磁性体を入力信号の変化に応じて、ヘッドから生じる磁界によって磁化する装置である。ところが磁化するときの特性が非直線であるため、直接磁化したのでは歪みが大きいし、磁化される量が小さく雑音も大きい。この点を改善するため、所定の値で磁化されるようにあらかじめバイアス(高い周波数の交流電流)をかけておく。バイアスをかけるためヘッドに流す電流をバイアス電流という。

ハム雑音 (hum noise)

電源周波数(50Hzまたは60Hz)とその高調波成分が信号に混入して発生する「ブーン」という連続的な雑音のこと。主な発生源は、電源回路からの漏れやトランスからの誘導などである。参考:SCRノイズ

パルス (pulse)

脈拍、鼓動の意味。電気の分野では極めて微少な時間だけ、繰り返し電流が流れること


A to Z

A (ampere)

アンペアの略。電流の強さの実用単位「アンペア」を表す希望。

A型コネクタ

照明用コネクタのひとつで大小の2種類ある。定格は60A、30A。

AC (alternatiing current)

交流のこと。一定時間ごとに大きさが変化して交互に逆の方向に流れる電流。1秒間に流れの方向を変える回数を周波数(Hz)という。常に一定方向に一定の大きさで流れる電流をDC(直流)という。


DC (direct current)

 直流のこと。一定方向に、一定の大きさで流れる電流のこと。

SCRノイズ

照明用のSCR(半導体)を用いた調光器から発生する雑音。マイクロホンコードなどの音響ケーブルを照明コードに近づけたとき、「ジー」、「ザー」という雑音を発生する。音響機器と調光器と同系統の電源で使用すると発生することもある。
 対策としては、マイクロホンコードと照明コードをできるだけ離すか、または磁気シールド型のマイクロホンコードを使用する。

V (volt)

ボルトの略記号。電圧の単位。



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