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ラインアレイ (line alay)
ラインアレイスピーカーとは線状音源理論を応用したスピーカーシステムを指し、通常ドライバーユニットが縦一列に並んで配置されているものをいう。
ライン入力 (line input)
調整卓に入る入力のうち、マイク以外のものをライン入力と呼ぶ。通常は-20dB~+4dBのレベルで、調整卓のヘッドアンプを通す必要のない入力。
ラインレベル (line level)
マイクロホンの出力レベルに対して用いられる言葉で、ヘッドアンプを通す必要がない高いレベルのこと。
ラジアルホーン (radial horn)
エクスポーネンシャルホーンの左右を直線にした型のホーンで、ホーンの開口部が角型になっている。周波数によって指向性が変化するのが欠点。参照:ホーン型スピーカー
ラペルマイク (lapel microphone)
ラペルは折り襟という意味。衣服の襟やネクタイなどに取り付けて使用するもので、マイクが目立たず動きながらでも収音できる。ピンマイクともいう。似たような言葉でラベリアマイクがあるが、ラベリアとは首飾りの意味。
リーケージフラックス (leakage magnetic flux)
ユニット後面の磁気回路から洩れる(リーケージ)磁束(フラックス)のこと。これを抑えるためにキャンセリングマグネットと呼ばれる小さな磁石を装着したり、磁気回路全体をシールドしたりするなど工夫がなされている。
リバーブマシン (reverberation)
残響付加装置ともいう。収音した音に、人工的に響きを付け加えるための装置。
リミッター (limiter)
過大な信号のレベルを所定のレベル以下に抑えるもので、放送システムの送信機入力やメインアンプ入力などに挿入して、過大入力による歪みの抑制や機器の破損の保護に用いる装置。また音の立ち上がり部分をおさえて余韻が強調された状態になるので、音質を変えるエフェクタとしても使われる。
参照:コンプレッサー
両耳効果 (binaural effect)
片方の耳で聴くよりも、両方の耳で聴くと次のような利点がある。
1.音源の方向がわかる。(方向感)
2.音源の遠近が片耳で聴くよりはっきりする。(遠近感)
3.聴きたい音を騒音の中から容易に拾い出すことができる。(選択能力)
4.音像の広がりや動き、音場の広がりを感ずることができる。
5.生演奏の音場で感じられる、包まれるような豊かな臨場感を感じ取れる。
6.このような耳の能力を包括して両耳効果または双耳効果という。
リリースタイム (release time)
リミッターやコンプレッサーなどで、制御動作が解除(スレッショルドより低い値)されてから正常状態(元の増幅度)に戻るまでの時間をいう。リリースタイムは、100msから2s程度の範囲で調整が出来るようになっていてアタックタイム同様、入力のソースによって調整が必要になる。→参照:アタックタイム
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