音楽用語集 あ行_舞台業務従事者に役に立つサイト
アウフタクト (auftakt)
楽曲は、第1拍から始まる場合(強起)と、それ以外の拍から始まる場合(弱起)とがある。弱起のことをアウフタクトという。
アカペラ (a capell)
伴奏なしという意味。伴奏を伴わない合唱の形式、または合唱曲。
アクセント (accent)
音楽や効果音の意図する箇所を強調すること。
アコースティック (acoustic)
「耳の」「聴覚上の」「音響上の」という意味で、音響学をアコースティックスという。一般的には、電気信号に変換される前の音全般を表す。
電気楽器に対して、電気を使わずに生音を出す楽器のこと。またはそれらの楽器が出す音のことをいう。
アリア (aria)
オペラやオラトリオ、カンタータなどの中で楽器の演奏を伴って歌われる独唱曲。
アルト (alto)
女性の低い声部。特に低い声部をコントラという。
バイオリン属や木管楽器など、同属でサイズ(音域)の違う楽器群をコンソートというが、同属の楽器を区別するときに高いほうから2番目の楽器をアルトと呼ぶ。
アルペジオ (arpeggio)
ハープのように弾くという意味で、ひとつの和音を同時に弾かずに、低い音から高い音へと連続的に上がったり下がったりするように弾く演奏法。
アンサンブル (ensemble)
1.調和。アンサンブルがよいといえば、演奏のバランスがとれているという意味。
2.ふたり以上の合唱、または合奏のこと
アンビエンス (ambience)
包囲された状態という意味。聴衆が音で取り囲まれているような臨場感または、その状態をいう。
上調子
三味線の奏法のひとつ。ふたり以上で演奏するとき、本来のメロディを弾く本手の調弦より高い調子に調弦した三味線を用いて合奏する奏法。地唄には上調子はない。
演歌
日本的と感じられるスタイルの歌謡曲のこと。コブシや力んで歌うのが特徴。
オクターブ (octave)
音楽的には完全8度音程のこと。周波数の比が1対2になる音程で、たとえばAから次のAまでの音程で、Aが440Hzだとオクターブ上のAは880Hz、オクターブ下だと220Hzとなる。
電気音響的には周波数が2倍または2分の1になるような関係のこと。1kHzに対して2kHzおよび500Hzが1オクターブ関係にあるという。
オーケストラ (orchestra)
西洋音楽の管楽器、弦楽器、打楽器を用いて演奏される音楽の総称。
オブリガード (obligato)
メロディラインを引き立てるために、メロディと同時に演奏されるパートで、助奏といわれる。ジャズやポップスでは、メロディックバックグラウンドともいう。
オペレッタ (operetta)
軽歌劇。オペラより小規模、軽妙で陽気な音楽劇。
オペラ (opera)
歌劇、楽劇。音楽を中心に文学、演劇、美術、舞踊などの各要素で構成される総合芸術。
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