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入力インピーダンス
入力端子から内部のアンプ側を見た場合のインピーダンスをいう。各機器を接続するとき、出力インピーダンスを同じくするか(マッチングをとる)、または出力インピーダンスよりも入力インピーダンスを高くする(ロー出しハイ受け)。
入力感度
アンプが定格出力を得るために必要な入力レベルのこと。電圧値(V)で表示したり、dBm(0dBm=0,775v)で表示する。数値が小さいほど感度が良いことになる。
ノイズゲート (noise gate)
設定したレベル以上の信号が入った時だけ、信号を通過させる装置。演奏音などがないときは自動的にフェーダーを下げているのと同じ状態で、誘導雑音や電気楽器の雑音、ほかの楽器からの「かぶり音」など、レベルの低い雑音を除去できる。
この効果を応用し、ドラムなどの余韻をカットして切れの良い音にしたり、エコーを途中でカットするカゲーデッドエコーなど、いろいっろな特殊効果が得られる。
ノイズマイク (noise microphone)
ライブ録音のとき、収音しているマイクロホンを切り替えると、グランドノイズが変化して違和感が生じる場合に、観客席のノイズを収音して付加することがある。このマイクロホンをノイズマイクという。観客席の雰囲気を付加するものとしても重要である。オーディエンスマイクともいう。
ノイズリダクションシステム (noise reduction system)
録音テープの雑音(ヒスノイズ)を低減させるための装置。NRと略して書く。信号が大きいときはノイズは目立たないが、信号が小さい時や無信号の時にノイズは耳につく。そこで信号レベルが低いときだけレベルを上げて録音し、再生する時に元に戻すことで、ノイズを相対的に小さくする。
参照:dbxノイズリダクションシステム・ドルビーノイズリダクションシステム
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