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バンジョー (Banjo)
羊の皮を張った円形の胴体にギターよりも長い柄がついており、指や義甲を使用し演奏する。通常は5弦。テナーバンジョーは4弦。その他6~9弦まである。
フィドル
主にフォークミュージックや民族音楽で使われるヴァイオリンを指し、バンジョーやマンドリン(フラットマンドリン)などとともに、アイルランド音楽、カントリー・ミュージックやブルーグラスなどの音楽でも使用される。
マンドリン (Mandolin)
撥弦楽器。トレモロ奏法による持続音が特徴。ベッコウのピックを持ち弦を弾いて演奏する。弦は8本だが、2本でひと組となるので、4弦の働きをする。
ウクレレ (Ukulele)
フレットが施された小型で4弦のギターによく似た弦楽器である。通常はハワイアン音楽に使用されることが多い。ウクレレには4つのサイズがあり、小さいものから大きいものへと順にソプラノ、コンサート、テナー、バリトンと名付けられている。
チャランゴ (Charango)
南米アンデス地方周辺の民族音楽・フォルクローレに使われる40から60cmほどの弦楽器。
スチールギター (Steel guitar)
ギターの一種。ギターを水平に置き、左手の指かバーで弦を押さえ、右手のピックで弾いて演奏する。膝の上に載せる小型のタイプをラップスチールギター(lap steel guitar)という。ボリュームペダル、弦の調を変えるためのペダル、ニーレバー(膝レバー)で正確な音程を調整するベンド機構を備えた大型のスタンドタイプをペダルスチールギター(pedal steel guitar)、また弦を指できっちり押さえずにバーを使って滑らせながら弾くスチールギターの演奏法をボトルネック奏法といい、ブルースなどでは通常型のギターで演奏される。
バラライカ (Balalaika)
ロシア民族の撥弦楽器でギターの一種。胴が三角形なのが特徴。弦は3本で4度音程に調弦される。
ハープ (Harp)
大型撥弦楽器で三角形の金属枠に弦が47本張ってある。弦を弾いて演奏。変ハ長調に調律されているが、足による7つのペダルによって半音、1音高める事も出来る。ドイツ名ハルフェ、フランス名アルプ、イタリア名アルパ。
クラビネット (clavinet)
鍵盤楽器のクラヴィコードに、ギターなどで用いる電気ピックアップで音を拾い、ボリュームやトーンなどによる電気的加工を可能にしたもので、ホーナー社 (Hohner) のアーンスト・ザカリアス (Ernst Zacharias) が開発、商品化した楽器。
チェンバロ (Chembalo)
鍵盤を持つ撥弦楽器で先端の棒(ジャック)の爪が下から弦を引っかき音が出る。鍵盤は2段が通常。音量は小さい。アメリカ名ハープシコード、フランス名クラブサン。
チェレスタ (Celesta)
鍵盤打楽器で鍵盤を押すとハンマーが音順に配列された銅鉄を打って音を出す。音量は小さいが澄んだ音である。フランス名セレスタ。
ファゴット (Fagotto)
ダブルリード木管楽器で低音域をカバーする。リードを口に含み息を吹き込み演奏する。鋭いスタッカート奏法が効果的。アメリカ名バスーン。1オクターブ低い音を出すコントラファゴット(ダブルバスーン)は同属楽器。
ピッコロ (Piccolo)
金管楽器で、明るく歯切れの良い音色。
ケーナ (Quena)
南米ペルー、ボリビアなどが発祥の縦笛。もともとはカーニャと呼ばれる葦が用いられていた。フォルクローレを演奏するとき、サンポーニャとともに主旋律を受け持つことが多い。大太鼓のボンボや弦楽器のチャランゴ、ギターなどと合わせての演奏が一般的
サンポーニャ (Zampona)
南米の旧インカ帝国の文化圏内で用いられる、閉塞した葦の管を吹いて音を出すパンパイプと呼ばれる管楽器の一種。音階が違うものを2つ持ち、1人で演奏する奏法が一般的。
ユーフォニウム (Euphonium)
フルートより全長が短く1オクターブ高い音を出す木管楽器。伝達力のある楽器で華やかで鋭い音色。木、金属製でフルートと同奏法。
スーザホーン (Sousaphone)
金管楽器で、音程はチューバとほぼ同様。歩きながらの演奏に対応した形となっている。(マーチング等)
大太鼓 (Bass drum)
打楽器。胴の両面(片側)に皮を張り、締めネジで調整し音質を変える。
ボンゴ (Bongo)
ラテンパーカッションで、コンガを小さくした様な形。音程はコンガより約1オクターブ高くチューニングされる。指先やスティックで演奏する。
コンガ (Conga)
ラテンパーカッションで、樽のような長い形の太鼓。2本ひと組が通常。
ジャンベ (Jembe)
西アフリカ一帯で伝統的に演奏されている深胴の片面太鼓。立って演奏する場合にはストラップを用いて肩からかけ、座って演奏する場合は床に置き、全体をやや斜めにして鼓面の張られていない部分が開くようにする。
ボンボ (Bombo)
南米のフォルクローレと呼ばれる民族音楽で使われる大太鼓。毛が生えたままの動物の生皮を張っていることが最大の特徴。
小太鼓 (Snare drum)
円筒形の胴の両面に皮を張り、裏側に響き線を付けた打楽器。バチで打ち演奏。
タムタム (Tam-tam)
金属製の円盤状打楽器。円盤の周囲が折れ曲がっており皿状となっている。吊り下げられおり、円盤の中心をバチで叩く。別名チャイニーズゴングともいう。
シンバル (Cymbal)
真ちゅう製で円盤状打楽器。トルコ系又は中国系に分かれる。
ウッドブロック (Woodblock)
打楽器で木魚のような音色。丸形と角形がある。
マラカス (Maracas)
ラテン楽器で通常高低2個使用し交互に振ってリズムを刻む。ヒョウタン製か木製で、種、石、砂などが入っている。大小様々である。
トライアングル (Triangle)
打楽器。銅$鉄製の棒を三角形に曲げたもで、銅鉄製の棒で叩いて音を出す。音色は高く澄んでいて美しい。
カスタネット (Castanet)
スペイン民族打楽器。2枚の小さな堅木を打ち鳴らす。軽快なリズムを打ち鳴らす。
タンブリン (Tamburin)
スペイン、イタリア民族打楽器。金属製小鈴をつけた環状の木製枠に片面だけに皮を張った小型の太鼓。(皮がない物もある)打つ、擦る、振るなどの演奏法がある。
ウィンドチャイム (Wind Chaim)
長さ数センチから十数センチの金属棒を数十本、次第に長さが変化するように横に並べて糸で吊り下げた楽器。端から端まで滑らせるように奏するグリッサンド奏法が使われることが多い。
チャイム (Chaim)
金属製打楽器。上部をハンマーで打ち演奏。音程と音色は、パイプの長さ・太さなどで変わってくる。
カホン (Cajon)
カホンは、楽器自体にまたがって演奏される箱型のペルー発祥の打楽器。打面が木製である打楽器全般を指す。
クラベス (Claves)
ラテンリズム楽器。叩いて演奏。澄んだ音。アフリカンタイプには空洞がある。
ギロ (Guiro)
ラテンリズム楽器。本来瓜製だが、木製・金属製などもある。表面にギザギザの溝があり、スティックで擦って音を出す。
ビブラスラップ (Vibraslap)
演奏法はL字形の底部を片手で持ち、おもりを手で叩くか膝などにおもりを打ち付ける。「カーッ」という乾いた甲高い揺れる音が鳴る。
口琴 (Jew's Harp)
口琴は金属、あるいは竹、木、椰子の葉肋などを加工した弁と枠を有する楽器の一種。演奏者はこれを口にくわえるかまたは口にあてて固定しその端を指で弾くと、「ビヨョョーン」という独特な音を発する。
オカリナ (Ocarina)
フルート属で鳩笛の一種の管楽器。中央に凸形マウスピースがあり、指孔は8~12個。音域は広くない。
ティンバレス (Timbales)
ラテンパーカッション打楽器。2個でひと組。皮は表のみに張ってある。スティックで叩いて演奏。外枠を叩くリムショットも特徴である。
マリンバ (Marimba)
木製の鍵盤をマレットと呼ばれるバチでたたいて演奏する。木琴の一種。また低音用のマリンバはバスマリンバと呼ばれる。
シロフォン (Xylophone)
バチで打ち演奏する木琴の一種。音量・音質を豊かにする為に、木片の下に円筒の共鳴管が付けられている。マリンバよりも、高く硬い音がする。
ビブラフォーン (Vibraphone)
大型鉄琴。バチで打ち演奏。ダンパー操作で余韻(ビブラート)音を作ることが出来る。
グロッケンシュピール (Glockenspiel)
鉄琴。バチで打ち演奏。美しく澄んだ音色。イタリア名カンパネリ。
ツィンバロン (Zimbalon)
ハンガリーを中心とする中欧・東欧地域で見られる打弦楽器。スティックで弦を直接叩いて演奏する。
バグパイプ (Bagpipe)
皮などで作った空気袋に数本のリード管を取り付けた楽器。口かフイゴで袋に空気を送り、押しながらリード管を鳴らす。チャンター管はメロディ。ドローン管は持続低音を演奏。
バンドネオン (Bandoneon)
日本語で手風琴(てふうきん)とも呼ばれる。アコーディオン・オルガンの前進楽器。アルゼンチンタンゴが有名。
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