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楽器大全集舞台スタッフに役立つ用語集-STAGE ARCHIVES

このページでは世界的に有名な楽器について説明していきます。名称横の()内は音響で使用する略記号です。

アコースティックギター (A.G/A.Gt)

電気を使わずに生で音を出す楽器。

イングリッシュホルン (E.Hh)

オーボエよりも5度低い音を出しパイプもややながめ。先端が球状にふくらんでいるいる。豊かな低音が特徴。木管楽器

エレクトリックギター (E.G/E.Gt)

ピックアップの電磁作用によって弦の振動を電気信号に変換し、アンプで増幅してスピーカーから発音する。詳しくはギター参照

オーボエ (Ob)

ダブルリードの振動源を持つ縦笛の木管楽器。パイプはキーを付けた木製の円錐管である。オーケストラ等で基準音「A」でピッチを合わせる。牧歌的な美しい音色を出し、古くから合奏、独奏に用いられる。

オルガン

日本では、リード、電子、パイプと3種類だが、アメリカではパイプのみをいう。下記はパイプオルガンの説明。パイプをたくさんならべ、空気を送り音管内の空気柱が振動して発音する管楽器。パイプにはフルー管とリード管がある。1段鍵盤の小型なものをポジティブ。肩から下げたり膝に乗せて演奏するものをレガールという。キリスト教会で最も重要な楽器。

一つの楽器でオーケストラにも劣らない壮大な音量と多様な表現力をもっているので、「楽器の王様」とも言われている。鍵盤は、手で弾くマニュアル型(鍵盤2段~5段)と足で弾くペダル型がある。現在は、演奏補助装置などに電子回路やPCが応用されている。


柝(き)

柾目(まさめ)の通った樫の木製。 人形浄瑠璃、歌舞伎、夜警、相撲、寄席などで使用する拍子木。仏教の読経で使用する節柝(せったく)

ギター (Gt)

通常6弦の撥弦楽器で独奏、歌の伴奏、リズム楽器として使用される。調弦は、低いほうE、A、D、G、B(H)、Eで実音より1オクターブ高く標譜される。

キック (Kick)

蹴るという意味で足でペダルを踏んで演奏する。ジャズやロックバンドのバスドラムの俗称。

キーボード (Key)

鍵盤楽器。ピアノ、オルガン、エレクトリックピアノ、シンセサイザなどの鍵盤を持った楽器の総称。

クラリネット (Cl)

シングルリードの振動源を持つ縦笛の木管楽器。パイプはキーを付けた円筒管である。音域が広く表現力豊かなので、18世紀末頃からオーケストラ、ブラスバンド、ジンタ、チンドンヤにいたるまで広く活躍している。移調楽器でB♭(B)管とA管が良く使用され、長さの短いE♭(Es)管も時々使用される。同属楽器は、バスクラリネット、サクソフォーン(サックス)など。

胡弓(こきゅう)

日本伝統の弦楽器。日本では弓奏リュートを一般的に胡弓と呼んでいる。大きさは、長さ約60㎝胴の横幅13㎝、横幅14㎝、胴皮は猫。弓は馬の尾を使用し、1m前後の長さ。三弦と四弦の2種類がある。

※二胡とは中国新疆地区から伝わった楽器。違うものなので混同しないように。

小鼓(こつづみ)

能楽、長唄囃子の楽器。鼓、大小と呼ぶ場合もある。胴、皮(馬)、調緒からなっている。

コト(筝/琴)

筝は、中国で完成された楽器で、奈良朝に日本に渡来し雅楽の楽器として用いられた。江戸時代中期より三味線と合奏するようになった。弦は13本・10種類程の調弦法があり。洋楽の長音階的調弦法も用いられることがある。音楽や流派により糸の太さや爪の形が異なる。

コルネット (Cort)

金管楽器。トランペットと音域や性能が同じ。管が少し太く、音色が明るく歯切れが良い。振動源は奏者の唇。移調楽器で変ロ調とイ調のものがある。

コントラバス (Cb)

コントラは倍と言う意味。日本では弦バスと呼ぶことが多い。ジャス、ポピュラーではウッドベースと言う。バイオリン属ではないが、4本弦を張る。ただし、管弦楽の場合のコントラバスは5本弦になる場合あり。調弦は完全4度にとり、低い方からE・A・D・Gとなる。5本弦の場合最低音はC。

コントラファゴット (C.Fg)

ファゴットより1オクターブ低い音を出す木管楽器。ダブルリードで金属製のものもある。大きく重い為、一端を床に置いて演奏する。英語ではダブルバスーン。



サクソフォーン (Sax)

クラリネットから発達した木管楽器。シングルリードの振動源で、パイプは円錐形の金属製。音域によって高音から、ソプラノーニ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、バス、コントラバスの7種類がある。音色は木管と金管の中間でたいへん滑らか。

三線(さんしん)

沖縄の弦が3本の撥弦楽器。14世紀中国より伝来。水牛の角などで作った爪でつま弾く。琉球王府での官廷音楽に使用していたが、一般普及し祭や民謡に使用されるようになった。大阪(堺)に伝わり三味線として改良され、文楽や歌舞伎音楽などに使用される。

三板(さんば)

沖縄舞踊で使用するフラメンコのカスタネットと同じ構造の楽器。手のひらと指に挟んで演奏する。

尺八

縦笛の一種。竹製管楽器。一端を斜めに切りそこに直接唇をあてて吹く。長さを1尺8寸(約54㎝)に定めたので尺八の名になった。

三味線

弦楽器。種目、流派により胴の大きさ、棹の太さ、コマの型、皮の張り方が異なり個性ある音色をだす。大別として太棹(義太夫など)中棹(常磐津、清元など)細棹(長唄など)の3種がある。 演奏法は、撥ではじく、すくう、打つ、糸をこするなど。さみせん、さみ、しゃみ、三弦と呼ぶ場合もある。

筝(そう、こと)

日本や中国のチター属の撥弦楽器のひとつ。桐製で長方形の桐の上に弦を張り、それぞれの弦を柱(じ)という駒で調律して右手の指にはめた義爪で弾いて鳴らす。日本では、十三が一般的で、低音を出す為十七弦などもある。

太鼓

打楽器。筒状の胴の両側か片側に皮を張り、ばちで打ち鳴らす。 和楽器の胴を縄でしめるものは締め太鼓という。(歌舞伎・能などでも使用。)

竹笛

邦楽の七孔の横笛。長唄独特の笛。篠竹で作られる為、篠笛や篠とも言う。 三味線のメロディーを吹くので、調子の異なる12本の笛を用いる。

チェロ (Vc)

バイオリン属の中で低音域をカバーする楽器。長さ約1.2mと長いので椅子に座って、床に立てて演奏する。 4本の弦は、ビオラより1オクターブ低いA、D、G、Cに調弦する。

チェンバロ  (Cemb)

撥弦鍵盤楽器。鍵盤の先に垂直に取り付けられたジャックと呼ばれる棒の先に付けられた爪で弦を弾いて発音する。 タッチによる音量変化不可。2段鍵盤の場合は連結させて音量を大きくすることで、2段階に音量を変化させることが出来る。 ペダル操作で弦のミュートが可能で音色・音量を変化させる。バロック期に不可欠な楽器となった。

チューバ  (Tub)

低音域の金管楽器。太くて長いマウスピースをもち、朝顔は上を向く。 音色は荘厳で強力。E♭(Es)、B♭(B)調がある。

ティンパニー (Timp)

銅又は真鍮の釜形の共鳴胴の上部に子牛の皮を張り、ばちを叩いて演奏する打楽器。 主音と属音にチューニングして演奏する事が多い。 ペダルを踏み振動膜の張度をコントロールしてピッチを自由に変えられる。 ドイツ名パウケン、英語名ケトルドラム。

ドラムセット (Drs)

ポピュラー音楽に使用される中心的存在の打楽器セット。 低いほうよりバスドラム、バスタム、タムタム、スネアドラムの太鼓類と、 トップシンバル、サイドシンバル、ハイハットなどの金属打楽器類で構成される。 バスドラムはフットペダルで鳴らす。ハイハットは、フットペダルとスティックで鳴らす。 その他は、スティックで叩いて演奏する。

トランペット (Tp)

金管楽器。鋭く輝かしい音色を持ち、高音域をカバーする。 移調楽器で、変ロ調、ハ調の物が多い。19世紀にピストン(現在3個)が付けられ飛躍的に良くなった。 振動源は奏者の唇。ミュートを入れると独特な音色となる。

トロンボーン (Tb)

金管楽器。低音域をカバーする。2重管をスライドさせて音程を変える。(右手楽器、左手スライド。) 振動源は奏者の唇。ミュート使用可。アルト、テノール、バスの3種類がある。


能管(管・笛)

能楽、歌舞伎、長唄囃子で使用。4本又は6本の短い管をつないで作られ、外側を樺や藤で巻き、漆を塗り7つの指穴がある。半即興的な小旋律を付けながら、基本旋律を演奏する事が多い。



バイオリン (Vl)

バイオリン属の中で、高音域をカバーする。 オーケストラ(第1、第2)、アンサンブル、独奏などで活躍。4本の弦は低いほうから、G、D、A、Eに調弦されている。
類義語:フィドル(英語)

ピアノ (Pf)

鍵盤楽器。音域は7オクターブ以上あり、88鍵が基本。ハンマーで弦を打つ打弦機構となる。弦が水平に張られているグランドピアノと弦が垂直に張られているアップライトピアノの2種類がある。
 ペダルについて、右は弦がダンパーからはずれて音が持続する。左は弱音で、グランドピアノは打つ弦を減らす、アップライトピアノはハンマーを弦に近づける。弦と弦に物をはさみ音を変化させ、プリペアードピアノとして使用する場合もある。

ビオラ (Vla)

バイオリン属の中で、中音域をカバーする。バイオリンよりやや大きい。バイオリンとチェロの間にあたる楽器。4本の弦は低いほうから、C、G、D、Aに調弦されている。

ピッコロ (Picco)

フルートよりオクターブ高い木管楽器。伝達力のある楽器。

琵琶 (びわ)

弦楽器。胴は梨形で幅が広く、頸は短く上方部分が直角に曲がっている。弦は4本。楽、平家、薩摩、筑前等の種類がある。

ファゴット (Fg)

ダブルリード木管楽器で低音域をカバーする。1オクターブ低い音を出す物はコントラファゴット。

フルート (Fl)

エアリード木管楽器で高音域をカバーする横笛。本来は木製だったが、現在は金銀プラチナ製が多い。音色は、清澄で表現力に富んでいる。同属の楽器は、高音のピッコロ。低音のアルトフルート。

ホルン (Hr)

朝顔管を演奏者右後方に向けて演奏する金管楽器。円形に巻かれた細長い管と広い朝顔になっているのが特徴で、朝顔の中に右手を差し込んで微妙な音程コントロールをすることもある。反射音が本来の音色。

四つ竹 (よつだけ)

琉球舞踊で使用する長さ15cm程の竹片。左右2個ずつ手に持つので四つ竹という。カチカチ打ち鳴らしながら踊る。


リコーダ

縦吹きのフルート属の笛。鳥のくちばし状のマウスピースと8個の指穴がある。




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