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音楽用語集 さ~そ舞台スタッフに役立つ用語集-STAGE ARCHIVES

サイドギター

 リズムギターともいう。メロディ部を受け持つリードギターをサポートするギターで、通常はコード進行によるリズムを演奏する。5リズムの編成は、基本となる4リズムにサイドギターがプラスされることが多い。

サビ

 曲想の変化した部分のこと。

サルスエラ

 スペイン語圏で生まれた歌芝居。フランスのオペラコミック、ドイツのジングシュピールと同様に対話と歌唱で構成されるオペラでレチタテーィボではない。古くから標準とされた2幕物に対し、近年では1幕物が多い。

三曲

 三弦尺八または胡弓の合奏、または合奏形式。

サンバ

 ブラジルで生まれた2拍子のリズムの民俗音楽。


地歌/地唄

 上方唄の別名で、江戸時代初期から京阪地方で唄われ、盲人音楽家の専門芸として伝承された。唄いながら三味線を弾く、弾き唄いを原則としているが、箏との合奏もある。三味線の技巧は最も繊細で、左指の使い方が複雑である。やや太くて大きい中棹三味線を用いる。

地謡い

 1:能楽で謡曲を合唱すること。
 2:琉球芸能の音楽を担当する役。引き語りの三線を中心に、胡弓、太鼓が基本である。現在は地方(じかた)ととも呼んでいる。

地方

 日本舞踊などの伴奏音楽の演奏者のこと。

四拍子

 能と歌舞伎の囃子の基本型となる4つの楽器。太鼓、大鼓、小鼓、笛の総称。

しめる

 三味線、囃子などの演奏テンポをおそくすること。

砂切り(しゃぎり)

 歌舞伎や日本舞踊などで一幕が終わるごとに、大太鼓、太鼓、笛で演奏する下座音楽。演奏が終わると打つ柝を砂切り止め(しゃぎりとめ)という。最終幕、最終演目のときは打ち出しの大太鼓を演奏する。

ジャズ (jazz)

 1900年ころにニューオリンズに発生した、アメリカ黒人の大衆音楽。

ジャムセッション

 本来は普段、演奏活動をともにしていない奏者が集まって自分たちが楽しむために合奏することだったが、演奏者たちの研究の場としてステージでも行われることになった。ジャズミュージシャンに多く、自由な編成で集まって自由な即興演奏をすることが多いが、近年ではロックの分野でも、この様な演奏はジャムセッションと呼ばれるようになった。

シャンソン

 フランスの流行歌の総称。キャバレーやミュージックホールで普及し、1920年代末期にブームとなる。恋の唄や人生を歌うのが特長。

受難曲

 イエスの十字架上の死と復活を扱った、オーケストラによる伴奏を伴う独唱、重唱、合唱による音楽劇。オラトリオやカンタータ同様、舞台装置や衣装は使用せず、動きも伴わない。ドイツプロテスタントの礼拝音楽。

純音

 シングルトーンと同義。

浄瑠璃

 三味線を伴奏とする語りもの。種類は古浄瑠璃、義太夫節、歌舞伎用の清元、常磐津、新内などがある。義太夫節を用いた人形劇を人形浄瑠璃という。

新内

 浄瑠璃のひとつ。初期は歌舞伎の伴奏音楽に用いられていたが、のちには歌舞伎から離れ、主として吉原を中心に流しという街頭芸能となった。三味線は中棹であるが太めのものを使い特殊な情緒をもっている。


スキャット

 即興的唱法。歌詞の代わりに意味のない音、「アー」、「ウー」、「ダー」、「ルー」などで歌うこと。ジャズのボーカリストが声を楽器のように使って歌うことがあるが、これもスキャットである。

スコア

 フルスコアともいう。演奏する全てのパートをまとめて記載した楽譜。各パートだけの楽譜をパート譜という。

スタッカート

 ひとつひとつの音を切り離してはっきり演奏すること。反対に音をつなげながら演奏することをレガート奏法という。

スタンダードナンバー

 ジャズやポピュラー音楽でいつの時代にもリクエストされる名曲。

素囃子 (すばやし)

 能の公演で舞の伴わない楽器だけの演奏。

スラー

 ふたつ以上の異なる高さの音にかけて記される、弓状の弧線のことをいう。なめらかに演奏することの意同じ高さのに隣の音にかけて記されるのはタイといい、意味が異なる。


絶対音感

 音の絶対的な高さを直観的に知覚出来る能力。


箏曲 (そうきょく)

 箏の器楽曲と箏の声楽曲の両方をいう。箏は声楽の伴奏に使うことが多いが、器楽曲も多く、三味線、尺八、胡弓、バイオリン、フルートなどの洋楽器が入る場合でも箏曲と呼ぶことがある。箏と三味線、尺八または胡弓が加わった三種の合奏は特に三曲と呼ぶ。

ソウルミュージック

 1960年代、リズムアンドブールスを基盤にゴスペルの影響を受けて発展した黒人の大衆音楽。

ソプラノ

 1:女性の最高音域、また、その歌手。
 2:同一種の管楽器のうち高音部を奏するもの。ソプラノサックスなど。

ソリ

 1:ソロパートを数人で演奏すること。
 2:各セクションのハーモニーを伴う合奏部分。

ソリスト

 バレエで群衆を背にひとりで踊る人、ひとりで歌う人、ひとりで演奏する人のこと。

ソロ (solo)

 演奏形態の一つ。ひとりで演奏する独奏。またはひとりで歌う独唱。




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