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音楽用語集 か~こ舞台スタッフに役立つ用語集-STAGE ARCHIVES

カウンターテナー

ファルセット(裏声)を使い女声の音域を出すことが出来る男性歌手。

語りもの

邦楽の声楽曲の中で、言葉が主で筋のある物語をするもの。またはこの要素の高いもの。代表的なものには浄瑠璃、講談、浪花節などがある。

カチャーシー

琉球各地で行われるテンポの速い即興の踊り、または演奏のこと。三線太鼓、指笛、歌、手拍子に合わせてひとりづつあるいは対になって踊る。宴会の座興など、様々な機会に行われる。

合唱

混声四部合唱、男性四部合唱、女声三部合唱が標準的な編成である。バスの声部を持たない女声合唱は低音の支えとなる伴奏を伴うことが一般的だが、男声合唱、混声合唱では無伴奏であることも多い。通常混声合唱ではソプラノ、アルト、テノール、バスの四部をそれぞれ数名から数10名が歌う。男性四部はトップテノール、セカンドテノール、バリトン、バスの四声部、女性三部はソプラノ、メゾソプラノ、アルトの三部が基本で楽曲によっては一部の声部をさらに分割することもある。

合奏

複数の楽器演奏家による演奏。通常、複数の演奏家がひとつのパートを演奏するものを合奏と呼び、ひとりでひとつのパートを担当するものを重奏と呼ぶ。

カデンツァ

 楽曲の終わりに入る装飾的な部分。協奏曲では、独奏者が無伴奏で奏でる華やかで技巧的な部分。

歌謡曲

近代、現代の流行歌のこと。昭和初期以降に用いられた用語で、主にラジオ、テレビ、レコードなどで広まった歌曲。西洋音楽の歌曲のことも指す。

ガラコンサート

ガラは祝祭、特別な余興という意。オペラのスターたちが、得意のアリアを歌い競うコンサートのこと。

カンタータ

17世紀に登場した声楽曲。聖書の文言をテキストとして、歌唱の醍醐味を聞かせるアリアやストーリーの展開を低音楽器だけの伴奏で語り聞かせるレチタティーボ、讃美歌を多声の合唱曲に編曲したコラールなどで構成される独唱、または合唱付きの管弦楽作品。

カンツォーネ

イタリアの歌謡曲。1951年にサンレモで開催されたサンレモ音楽祭以来、イタリアのポピュラーソングをさすようになった。

義太夫節(ぎたゆうぶし)

浄瑠璃の一流派。竹本義太夫が始めたもので義太夫節というが、単に浄瑠璃ともいわれる。人形劇文楽の伴奏音楽だけでなく歌舞伎の伴奏音楽として用いられる。節はメロディアスなものとそうでないものがあるが、情景や心情の解説などはメロディアスである。対話の部分はメロディアスであるものとそうでないものと両方あり、メロディアスなものは詞(ことば)と言われ、日常の言葉より美的に誇張される。笑い方や咳の仕方などは様式化されている。伴奏には、他の三味線よりも大きく低く強い音が出る太棹(ふとざお)を用いる。

京劇

中国の伝統演劇。中国には昆劇、越劇、川劇など100以上の伝統演劇があるが、北京を中心とするものを京劇という。歌、台詞、立ち回り、舞踊を組み合わせた演劇。伝統的には、女性役を男性の女形が演じたが、現在では女優が演じるようになった。

清元節

清元延寿太夫(きよもとえんじゅだゆう)によって樹立され、歌舞伎の伴奏楽として発達。浄瑠璃として最後に生まれた流派で、歌詞にも曲調にも装飾的な技巧が多い。三味線は中棹であるが、常盤津よりもやや細めのものが使われ、この音色では最も柔らかい音色。浄瑠璃の中で最も派手な語り口と、裏声による技巧的な高温に特徴がある。



クラシック (classic)

厳密には18世紀を代表する芸術上の時代音楽を指し、17世紀のバロック19世紀のロマン派と区別するが音楽のジャンル分類としては、過去に創造された音楽のすべてをクラシック音楽と総称している。

グランドオペラ (grandopera)

19世紀フランスで流行した様式。そのほとんどが5幕で構成され、大編成のオーケストラや大合唱団や大合唱団および舞踊曲がある作品のことであったが、最近では大掛かりで華やかなオペラ作品を呼ぶようになった。

クールジャズ  (cooljazz)

白人を中心とした40年代後半の洗練されたスタイルで、ビバップと対照される。

グレゴリオ聖歌

典礼音楽を最初に整備したとされる法王グレゴリウス一世に因んで名づけられた、カトリックの礼拝音楽。単旋律をリーダーが独唱し、聖歌隊がそのあとを復唱する。

黒御簾音楽 (くろみすおんがく)

下座音楽と同義


下座音楽 (げざおんがく)

歌舞伎の伴奏音楽。下座ともいう。三味線だけのもの、鳴り物だけのもの、唄だけのもの、それらを組み合わせたものがあるが、胡弓などを加えることがある。長唄囃子連中の受け持ちで、長唄をはじめとして全ての方角を流用し、下座音楽として独自の地位を確立している。

現代邦楽

邦楽器(和楽器)を用いて、従来の概念にとらわれずに自由な立場で創造する、新しい日本の音楽。義


ゴスペル (gospel)

アメリカ黒人独特のキリスト教音楽。

コーダ (coda)

ラテン語で「尾」を意味し、ひとつの楽曲または楽章の終わりの終結部をさす。

コーダマーク (codamark)

演奏を終止部分(コーダ)へ導くための記号で、五線譜の縦線の上部に記される。コーダマークは同じ部分をリピートしたあとで有効とすることが多い。

コーラス (chorus)

1:合唱。多くの人が声を揃えて歌うこと。またはそれを歌う人たち。
2:効果音の虫や小鳥の声などで、数匹または数羽がダブって鳴いているものをいう。
3:ジャズでは、楽曲の主要な部分(テーマ)を繰り返すことをいう。リフレインともいう。

コルレーニョ

バイオリン族の楽器演奏法のひとつ。弓の木の部分で弦をたたいて演奏すること。音量はかなり小さい。

コンサートピッチ

全ての楽曲や演奏の音の高さを統一するために国際的に決められた標準音。Aの音を440Hzと決めているが、高めにした方が華やかな音色になるので、日本では442Hzにあげている。

コンサートマスター

オーケストラの第1バイオリン首席奏者。オーケストラ全体の指導的な役割を果たす。ソリストとして演奏し、ときには指揮者の代わりも務める。また、オーケストラ登退場やチューニング開始などのステージマナーの指示も受け持つ。女性の場合はコンサートミストレス。

コンボ編成

 ビッグバンドに対し、3~8人程度の小編成の楽団を言う。ジャズで用いられていたが、今では他の分野でもつかわれる。



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