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音響用語集 英語略語舞台スタッフに役立つ用語集-STAGE ARCHIVES

A

A/D (analogue to digital)

アナログ信号をデジタル信号に変換すること。⇔D/A

AWG

AWGとはAmerican Wire Gaugeの略で、導体が単線の場合は直径、撚り線の場合は断面積によって線番が定められている。

AUX (auxiliary)

B

BLM (boundary layer microphone)

マイクロフォンユニットを反射板に埋め込んだり密着させたもの。マイク周辺からの反射音を集音しないように設計したマイクロフォン。直接音と反射音との干渉をできるだけ少なくし、音質の劣化を防いでいる。PZMと同じ原理。

BTL (balanced transformer less)

比較的低い電源電圧で、大出力のアンプを作る場合に用いられる出力回路の方式。二組の回路を互いに逆相で駆動し、それぞれの出力端子にスピーカーを接続する。ステレオアンプをBTL接続して、大出力のモノラルアンプとして使用できる機種もある。


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D

dB (deci Bel)

デシベルまたはディービーと読み、大きさの相対値を表す単位。人間の聴覚や視覚は、光や音の強さの10倍~100倍となっても、感覚的には数倍から10倍ほどにしか感じない性質をもっている。パワーアンプのレベルを2倍にしても、それほど音圧レベルが上がったように感じられないのはこのためである。この感覚はちょうど「対数」に比例するので、音の大きさを表現するのに対数の値が用いられる。元来dBは、電話回線で送信側から受信側に到達する間の電力損失を表すために考案されたもの。

dBm

負荷インピーダンスがすべて600Ωで終端されている600Ω回線でのレベル表示。
0dBm=0.775V (600Ω、1mW)

D/A (digital to analogue)

デジタル信号をアナログ信号に変換すること。⇔A/D

dbxノイズリダクションシステム (dbx noise reduction system)

アメリカのdbx社が開発した録音時の雑音を低減させる装置。テープレコーダの入力信号のダイナミックレンジを1/2に圧縮して録音し、再生する時には2倍に伸張することで、ダイナミックレンジを元に戻すとともに録音の段階で生じた雑音レベルを、低音から高音までの全帯域にわたって下げる方式。周波数帯域の分割を行っていないため、音質の変化は生じない。

DI (direct injection box)

ダイレクトボックスのこと。電気楽器、電子楽器の出力信号を直接、電気回路から分岐して取り出すためのアダプタ。トランスを用いたパッシブ方式とアンプを用いたアクティブ方式がある。


E

EIA (electronic industries association)

アメリカ電子工業会のこと。様々な電子機器の規格統一、測定法の統一などを行っている団体。機器の幅は19インチ(482.6mm)、高さは1.75インチ(44.45mm)の倍数になっており、1.75インチを 1U(1ユニット)と呼ぶ。

EQ(equalizer)

イコライザーの略。周波数特性を変化させて音質を調整する装置のこと。
アクティブイコライザー・パラメトリックイコライザー・グラフィックイコライザーなどがある。

F

F.B (fold back)

フォールドバックの略称。またははね返りともいう。出演者や演奏者に聞かせるために、音を送り返すこと。参照:はね返りスピーカー

FOH

Front of Houseの略。ハウスとは客席内のオペレート席のことをいい、その前面のスピーカーということからメインスピーカーのことをいう。

F特(frequency response)

周波数特性の略

F.I(fade in)

フェードインの略

F.O(fade out)

フェードアウトの略

G

GND(ground)

グラウンドの略。アースのこと。

H

HA(head amplifier)

ヘッドアンプの略。

HF(high frequency)

周波数が3MHz~30MHzの電波の帯域のこと。短波ともいう。音響機器においては、高音域の周波数を指す。

HFドライバ(high frequency driver unit)

高音域用ドライバユニットのこと。

HPF(high pass filter)

ハイパスフィルターの略。

Hz(hertz)

周波数の単位でヘルツという。電磁波の存在を実証したドイツの物理学者ヘルツの名にちなんでつけられた。



I

ITV(industrial television)

閉回路テレビジョンシステムの一種。産業用テレビジョンのこと。交通状況や口上の操作状況、防犯用、監視用などに使用されるテレビ装置。

JIS(japanese industrial standard)

日本工業規格の略称で「ジス」と呼ぶ。工業製品の規格を標準化するために、工業標準化法によって制定された鉱工業品の規格。

LF(low frequency)

周波数が30kHz~300kHzの電波帯域のこと。長波ともいう。音響機器においては、低音域の周波数を指す。

LPF(low pass filter)

ローパスフィルターの略。

M

MC(master of ceremonies)

司会者のこと。コンサートにおいて司会者がいない場合、曲間のしゃべりのことをMCという。

MD(mini disk)

CDの1/2の大きさのディスクをカートリッジに収めたもので、再生専用のものと、録音と再生ができるものとがある。音響信号を1/5に圧縮して録音する方式。

ME(music effect)

効果音として用いられる音楽のこと。音響効果。

MF(medium frequency)

中波。周波数が300kHz~3MHzの電波の帯域の略称。ラジオ放送などに使用されている。音響機器においては中音域の周波数のこと。

MIDI(music instrument digital interface)

鍵盤楽器を含む複数の電子楽器、音響機器との間で演奏情報を伝達するために定められた国際規格。MIDIを装備した楽器を相互に結合することにより、数台のシンセサイザーを1台のキーボードで演奏できる。また各キーボードの音色やエフェクタの設定を一斉に変化させたり、コンピュータによるシンセサイザの自動演奏などができる。

MSステレオマイク

単一指向性Mと双指向性Sのユニットを同軸上に置き、時間差と位相差をなくして二つのマイクロフォンの指向性の差から生じるレベル差によって、ステレオ信号を取り出す方式。Mマイクで主信号、Sマイクで方向信号を収音し、それぞれの出力を和差動回路に接続して、(M+S)はL側チャンネル、(M-S)はR側チャンネルとなり、SマイクとMマイクの感度が等しい時は相対指向角度が63度になる。Sマイクの感度を調整すると相対指向角度を変化させることができる。感度を下げていくと角度は小さく(狭く)なり、ゼロにすると正面軸上の感度だけになる。

NFB(non fuse breaker)

ヒューズを使わない遮断器。分電盤などで電源スイッチと兼用されていることが多い。規定の容量以上の電流が流れると、内蔵された電磁石によって回路を遮断する。

P

PA(public address)

アドレスは演説という意。拡声装置を用いて大勢の人たちに情報を伝えることをPAという。

PAD

パッド。レベルを下げるための減衰器のことで、機器を接続する時などに用いる。コンデンサマイクロフォンなどには、内蔵のヘッドアンプに過大入力が加わるのを防ぐためにスイッチで挿入できるパッドが付いていることが多い。

PEQ(parametric equalizer)

パラメトリックイコライザーの意味。

PZM(pressure zone microphone)

Pressure Zone Microphoneの略でアメリカのクラウン社の製品名。音を反射するプレートの上に、マイクロフォンユニットを密着させて収音する方式のマイクロフォンでBLMの原型。

R

RF(radio frequency)

無線に使用する電波帯の周波数のこと。音響信号の低周波に対して高周波のこともいう。

R.H (rehearsal)

稽古、テストとも呼ばれる。演劇や音楽の練習、稽古のこと。

RMS出力(root mean square power output)

実効出力のこと。


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S

S.C

サウンドチェックの略。音響システムをセッティングした後の確認、調整のこと。

SCRノイズ

照明用のSCR(半導体)を用いた調光器から発生する雑音。マイクロホンコードなどの音響ケーブルを照明コードに近づけたとき、「ジー」、「ザー」という雑音を発生する。音響機器と調光器と同系統の電源で使用すると発生することもある。

対策としては、マイクロホンコードと照明コードをできるだけ離すか、または磁気シールド型のマイクロホンコードを使用する。

SE(sound effect)

効果音を表示する略記号。

SN比(signal to noise ratio)

信号対雑音比のこと。必要な信号と不必要な雑音との比率。一般的には、この比の対数の20倍をとり、デシベルの単位で表示する。この数値が大きいほど雑音が少ないことになる。

SPL(sound pressure level)

音圧レベルのこと。音圧レベルをデシベルで表示するとき、dBの後にSPLをつけて「dBSPL」と表示する。

SR(sound reinforcement)

サウンドリンフォースメントの略称。劇場やホールにおけるミュージカルやコンサートの音の補正。歌や台詞、演奏音をマイクロフォンなどで収音し、それを増幅してスピーカーから出した音で補強して音のバランスを取ること。

T

TB(talk back)

トークバックの略記号。演者やスタッフに指示を与えるための拡声装置。

VCA (Voltage Controled Amplifier)

電圧制御増幅器のこと。直流電圧の大きさに応じて増幅度を変化させるアンプで、音量調整器として用いる。これを使用すると音の信号が直にフェーダーを通過しないので、フェーダーの接点不良による雑音がない。またひとつのフェーダーで多くの信号を同時に制御できるので、遠隔制御が容易にできる。また制御電圧を記憶させれば自動的に何度でも同じレベルを再現できる。

VHF(very high frequency)

周波数が30MHz~300MHzの電波帯域のこと。メートル波または超短波ともいう。テレビやFM放送などに使われている。

VUメーター(vu meter)

アメリカのCBS、NBC,ベル電話研究所の三者によって開発されたメーターで、音響信号をvolume unit(音量単位)に置き換えて、人間の耳が感じる音量感がそのままメーターに現れるよう設計してある。規格で定められたメーターの指示値は、0.3秒以内に終わってしまう瞬間音の大きさは表示しきれない。



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