舞台業務従事者に役に立つサイト

HOME

stagearchives

音響用語集ア~オ舞台スタッフに役立つ用語集-STAGE ARCHIVES

アウトプット (output)

出力のこと。機器や回路から送り出される信号のことで、アンプアウトとかミキシングアウトなどという。また、機器や回路の出口となる出力端子のことを指す。

アクティブイコライザー (active equalizer)

アクティブというのは能動という意味で、トランジスタやICなどの増幅素子のこと。したがってアクティブイコライザといえば、これらの能動部品を使った回路方式の音質補正装置のことをいう。

アサイン (assign)

割り当てるの意味。音響調整卓の入力信号を出力回路に送出すること。出力を選定して送出レベルを設定する。

アース (earth)

地球、大地のこと。電気関係では地球を基準電位とみなし、電気回路の基準電位部を大地に接続して地表の電位と等しくすることを、アースをとるという。接地ともいい、大地の意味であるgroundを略してGND、Gと表示する。

同義語:グラウンド

音響機器ではアンプのシャーシ(筐体)を大地とみなしている。アースが不完全だとハムが発生することもあり、その場合はアンプのシャーシを大地に接続すると良い。音響システムのハム雑音の大半は、アース処理の不適切が主な原因。

各機器はアースにたいして同電位であることが望ましく、おおものとのアースポイントから各機器へ別個にアース線を配線することが原則である。
また、ひとつの系統の中で2箇所以上にアースが結線されると、アースのループが形成され、アースポイントの相互に電位差が発生してシールドに電流が流れ、ハムの原因になる。アースは一つの系統で1箇所にする。(1点アースの原則

アタックタイム (attack time)

リミッタやコンプレッサー、AGC(自動利得調整)などの機器や回路に、動作させる信号が入ってからこれらが動作を開始するまでの時間。

コンプレッサーでは、スレッショルドを超えるレベルが入ってきた場合に、圧縮動作を開始するまでの時間をコントロールする機能をいう。打楽器のように立ち上がりの早い信号や、ボーカルのように立ち上がりの遅い信号など、入力の種類によって時間の調整が出来る。機種により差はあるが、1μsから50ms程度の範囲で調整できるようになっている。

あたま分け

コンサートなどで、SR、放送、録音などでそれぞれ収音を行う場合に、ミキシングされた信号を分岐するのではなく、マイクロホンの出力を直接それぞれの部署に分岐すること。

アッテネーター (attenuator)

減衰器といい、電気信号のレベルを低下させる部品のこと。装置や機器の中で、レベルを低下させる機能のあるボリュームコントロールのこともいう。連続的に減衰量を変化できるものをアッテネーターといい、減衰量が固定型のものをパッド(PAD)と区別して呼んでいる。

アナライザー (analyzer)

分析器の意味。一般的に多く用いられるスペクトラムアナライザーは周波数の分布を知るための回路や装置。周波数の成分と量をグラフ化し、ブラウン管やLEDによって視覚的に表示する。

アレイ (alay)

広い聴取エリアをカバーするため、複数のスピーカーを組み合わせて配列したスピーカーシステム。

安全拡声利得

拡声設備がハウリングを起こさないで、どれだけの音圧レベルを客席に出せるかを示す値。一般のホールでは、無指向性マイクでは-8~-13dB、単一指向性マイクでは-3~-8dB程度を目標としている。-10dB以上であれば自然な会話のレベルが得られる。

アンバランス回路 (unbalanced circuit)

 不平衡型回路をいい、信号回路のコールドとアース(シールド)を共通にして用いる回路方式。外部の誘導雑音やハムなどの影響を受けやすいが、一般用機器や楽器などではコストが低いことなどからアンバランス型を使用することが多い。⇔バランス型回路

アンプ (amplifier)

増幅器のこと。アンプの条件は、相互に対応する入力と出力をもっていること、入出力が同種の電気信号であること、実際に入力と出力の間で増幅しなくとも内部回路に増幅できる素子が使われていること、入力信号の帯域や周波数特性を意図的に変えないものである。意図して帯域などを変化させるものは、その目的をアンプの語の前に付けて使いイコライザアンプなどという。

位相 (phase)

交流波形の位置を表す言葉で、一周期を360度として表したとき、基準点からの位置を位相角という。同一周波数の波を合成する場合は、位相関係により合成波形は全然違った波形になる。位相が180度違った(逆相)同一波形を合成すると合成波はゼロとなる。

スピーカーを2台並べ、同じ信号を入れて鳴らす場合、同相の信号であれば互いに増強しあうが、どちらかに逆相の信号を入れると再生された音は互いに打ち消される。したがってスピーカーを接続する場合、極性に注意する必要がある。同様に2本以上のマイクロホンをミキシングする時も、位相関係に注意しなければならない。

インターカム(intercommunication sysytem)

略称:インカム。各部署への指令、または相互連絡のための通信装置。

インダクションノイズ (induction noise)

電気(磁気)誘導雑音のこと。モーターやAC電源、SCR調光器などからの磁気誘導によって生じる雑音。参照:SCRノイズ

インピーダンス (impedance)

電気回路に交流を流したときに生じる抵抗成分のことで、普通の抵抗と同じ単位のオーム(Ω)で表す。抵抗器は直流、交流の別なく一定の抵抗値を示す。コイルは直流をよく通し、交流に対しては周波数が高くなるにつれて抵抗分が大きくなる。コンデンサーは直流を全く通さず、交流に対しては周波数が低いほど抵抗が大きい。インピーダンスは、これらの抵抗分を合わせたもので、周波数によって値が変化する。記号は「Z」で表示する。

インピーダンスマッチング (impedance matching)

機器を接続するとき送り出し側の機器の出力インピーダンス(交流を流したときに生じる抵抗成分)と、受ける側の機器の入力インピーダンスを等しくすること。インピーダンスマッチングをとることで、効率よく電力伝送ができる。

インプット (input)

入力の意味。アンプなどの機器に電気的信号(入力信号)を送り込むこと。入力信号を受け入れるために設けられた端子のこと。⇔アウトプット


PJ・PCのレンタルはAPEX

ウィンドスクリーン (wind screen)

マイクロホンによる野外での収音や、声の収音の際に、風によって起こる雑音や発生による吹かれ雑音(ポップノイズ)を防止するために、マイクロホンにかぶせる器具。金属の網状のものやスポンジ製のものなどがある。

ウォールスピーカー (wall loudspeaker)

壁に取り付けれたスピーカー。劇場などでは客席の壁側、後壁に設けられる。演劇で効果音の再生に用いたり、SRで時間を遅らせて側方からの疑似的な反射音の付加、残響付加などに用いられる。

ウーファー (woofar)

低音用スピーカーのこと。通常は、ほとんどコーン型がもちいられる。


 
いつでもどこでも無制限☆高速モバイル5G
今CMで話題のWiMAX+5Gが安い

主要都市なら高速5G、全国動き回る音響さんにおススメです。


WiMAX共通の特徴
  • データ容量無制限
  • 電源入れるだけで開通
プロバイダ各社の特徴
  • 契約期間縛りなしプランならいつでも解約可
  • 解約違約金0円もあり
  • 端末代0円も
WiMAX+5Gのここが新しい
  • 開通工事が不要だから最短翌日から使用できる!
  • データ無制限だから、通信費を気にせずどこでもOK 現場を選ばない!
  • 5Gカバーエリアが拡大中→5Gエリア

5G対応エリアでなくても4G LTE回線が無制限で使える(自動切換え)。スマホ通信代も節約可能!

【関連記事】WiMAX+5Gプロバイダを徹底比較!一番お得なプロバイダはココ!

詳しくはキャンペーン画像をクリックもしくはコチラから



エアーモニター (air monitor)

劇場やホールにおいて客席内の音響状態を監視するためのモニタ装置。通常、客席天井からマイクロフォンを吊下げるなどして収音する。

エキサイター (exciter)

電気楽器などの音に埋もれがちなボーカルや生楽器の明瞭度を上げるための装置。フィルタや歪発生回路などを組み合わせた回路で、フェイズシフト回路で位相差のある信号を作り原音と合成する方式や、一種の歪発生回路によって波形を歪ませて高音域の倍音を原音と合成する方式などがある。

エキスパンダー (expander)

信号のダイナミックレンジ(信号中の小さい音と大きい音の比)を拡大する回路を伸張回路といい、その装置をエキスパンダという。使用目的から2種類に分類できる。ひとつは圧縮された信号を元に戻す役割をする伸張回路で、ドルビーやdbxといったノイズリダクションシステム、衛星やISDNなどで圧縮して伝送されてきた信号を伸張するシグナルエキスパンダなどがある。もうひとつはバックグラウンドのノイズの低減、たとえば録音テープのヒスノイズやマイクロホンのかぶり音を改善するために、低レベルの音を一層小さくするための伸張回路で、ノイズゲートに使われている。

エコー (echo)

山びこはエコーの代表的な例である。音を反射する壁の多い部屋で音を出すと、音がダブって聞こえる。50ミリ秒以上遅れて、壁などで反射してくる反射音は、音源から直接届く直接音と分離して聞こえる。これをエコーと呼ぶ。一般的にはリバーブ(残響)とエコー(山びこ)を混同しているが、音響学上では区別して用いる。

エコーマシン (echomachine)

残響付加装置のこと。リバーブマシンを含めてエコーマシンといっている。ホールなどの響き(残響)を疑似的に作り出す装置。

エフェクター (effecter)

電気信号になった声や楽器の音をさまざまに変化させ、いろいろな音の効果を生み出す装置の総称。音響技術者がミキシングの中で扱う装置と演奏家が電気楽器とアンプの間に挿入する小型のものとがある。代表的なものにイコライザー、ディレイマシン、ノイズゲート、コンプ/リミッターなどがある。

エンクロージャー (enclosure)

スピーカーボックスのことで、音質を決定する大きな要素となる。スピーカーのコーン紙が振動すると、コーンの前面と背面では位相が逆になるので、低音域が干渉しあって互いに打ち消されてしまう。この干渉を無くすためにスピーカーユニットの前面と背面を遮断するのがエンクロージャーである。キャビネットともいう。


フリーランスにもっと安心を!


フリーランスの報酬を即日払い【FREENANCE】

オシロスコープ (oscilloscope)

いろいろな電気信号をブラウン管で観測するための測定器。時間的な変化に対する信号の変化を映し出すほかに、基準信号を用いて校正することにより電圧値、電流値、周波数などをよみとることもできる。ステレオのミキシングをするときに、LRの位相を監視するために用いることもある。

音出し

設置を完了した音響システムから音を出すこと。音を出して回路をチェックすること。

音の三要素

音の性質を決める要因の最も基本的なもので、大きさ、高さ、音色のこと。大きさは、音の強さによって決まる。高さはその音を構成している基音の周波数で決まる。音色はその音の波形である。これらの相互関係で音の性質が決まる。たとえば、音の高さの基音が同じでも音色が違うと異なった高さに聞こえることがある。

オーバーロード (over load)

過負荷のこと。電源につないで動作させるものを負荷という。電源に負荷をつなぐと電流が流れちょうど抵抗と同じ動作をする。パワーアンプの出力に定価以下のインピーダンスのスピーカー(負荷)を接続すると、電流が流れ過ぎアンプの出力回路を破壊する恐れがある。このように低格より低いインピーダンスの負荷を接続することをオーバーロードといい、損失や歪みの原因となる。

オフマイク (off microphone)

音源がマイクロホンから離れていること。またはその状態。⇔オンマイク

オープンリールテープ (open reel tape)

一つのリールに巻かれているテープで、使用するときは巻きとるための空リールが必要である。カセットテープに対して用いられる呼び方。

オペアンプ (operational amplifier)

もともとアナログコンピューターにもちいられていた演算増幅器だが、無限大に近い増幅度、極めて高い入力インピーダンスと低い出力インピーダンスを特徴としている。IC化されて安価なことから、ミキシングコンソールのヘッドアンプやサミングアンプなど、音響機器の機能部品として多く使用されている。OPアンプと記す。

オペレーター (operator)

操作する人。operation=操作

音圧 (sound pressure)

音波の振動は、空気を圧縮したり膨張させたりしながら、水面の波と同じように四方に広がる。大気圧は平均、約100,000パスカルであるが、たとえば音波によって0,00001パスカルだけ大気圧が変動した時、その変動分の幅が音圧である。また1秒間の変動の繰り返しの数が、この音波の周波数である。音圧の変動分の幅が大きいほど音は大きくなる。単位はPa

音圧レベル (sound pressure level)

音圧の大きさをデシベル単位であらわしたもの。音圧の単位はPaまたはN/㎡であるが、音圧レベルは正常な聴力をもった人が、音として感じる最小の音圧(0.00002Pa)を基準として、これを0dBと規定している。SPLで表示され、数値が大きいほど大きな音となる。

音響調整卓 (mixing console/mixer)

マイクロホンや再生機器などからの信号を集合させて、音量や音質などを総合的に調整して混合する装置。卓ともいう。

音像定位 (sound localization)

両耳効果により音源の到来方向と距離感が得られることから、2個または複数のスピーカーを用いたステレオの音場において、楽器などの音源の位置を設定すること。

音速 (velocity of sound)

音波が空気などの媒質の中を伝わる速度のこと。空気中の音速は、気圧や温度によって影響を受けるが、1気圧では、
音速c=331.5+0.6t (m/s) t=温度
となり、平均的な気温15度では約340m/sとなる。

オンマイク (on microphone)

音源にマイクロホンを近づけること、または近づいている状態。⇔オフマイク


TOP

舞台用語

音響用語

音楽用語

その他